旧統一教会と政治家との関係についての問題で、どれだけ多くの議員が関わって来たか、そして、それぞれの議員の釈明(言い訳)も明らかになって来ました。中には、旧統一教会の関連と知らないで関係を持ったなどと関係を否定する議員も多いのですが、今日では、反社会的団体との関係を持つことは有権者の信頼を損ねることにつながり非常に問題であるので、細心の注意を払っているはずです。私が経験した企業活動でも、契約に反社との一切の関わりを否定し、契約でなくとも、反社はいろいろな手法で紛れてアクセスしてくることから、どのような取引でも、細心に注意をしたものでした。このような危険極まりない世の中で、誰でも求められれば祝電を出すとか、よく調べてもいない団体の会合に出ることなどあり得ません。つまり、ほとんどの場合、確信犯だと思います。選挙に当選する為には旧統一教会を利用すべきとの。
このような事実に触れていますと、はっきりしたことがあります。
それらの議員は選挙演説では、「国民の為にこの身を捧げる覚悟です」と言うような国民ファーストの言葉を発しています。もしそれが本心であれば、国民に害を為す団体と関わること、ましてやその団体を持ち上げて信者にお墨付きを与えることなどもってのほかとなる筈です。しかし、実際は、選挙に当選する為には、危ない橋でも何でも渡るというのが本心なのです。つまり、彼らの真の目的は、国民の為の仕事をする事ではなく、選挙に当選し、議員と言う地位を獲得することなのです。議員になれば獲得できる多額のお金、多くの特権、社会的に通用する高いステータスが目的なのです。
選挙活動のときに、かれらの本心を量ることは大変難しいのですが、今回の事件で本心が明らかになりました。有権者である我々国民はこのことを深く胸に刻み、旧統一教会との何らかな関係がはっきりした政治家には、次回の選挙では絶対に投票してはいけません。国民が厳しく対処しなければ、また政治家は国民なんてちょろいものよと高を括って、また選挙の為に同様の黒い関係を持つことになると思います。
最後に、このような議員を無くす為には、政治家の報酬、地位、権利を見直すこと、選挙制度の変革が必要であるのは、これまで度々述べて来たとおりです。