北朝鮮がミサイルを発射し続けています。最終的な目的は、米国本土まで到達出来る核弾道ミサイルを実戦配備することでしょう。それにより、米国を直接攻撃できると言う脅しで、米国などからの攻撃の抑止に活用することなのでしょう。

 一方、北朝鮮では、異常気象、台風の被害で、農作物の収穫が減少している模様で、さらに多くの国民が飢餓の危険に晒されることになると思います。そのような状況なのに、一発発射すれば短距離用で数億円から長距離用で数十億円はくだらない費用がかかるであろうミサイルを何発も発射しているのです。このお金を食料調達に活用すれば、どれだけの人達の飢えを防ぐことが出来るのでしょうか。韓国の試算では、この二ヶ月で発射されたミサイル12発で、北朝鮮全国民が二日間食することが出来る量の米を購入できるそうです。今年に入ってから発射されたミサイルは33発(1000億円に近い額)ですので、膨大な量の食料を調達できるのです。

 世界では、膨大な額の軍事費用が毎年消費されています。ウクライナでのように戦争が起こってしまうと、毎日毎日何千億円というお金が消えて行ってしまうのです。

 それこそ、世界全体で飢えに瀕している人達は、8億人を超えるとのことですが、世界全体の軍事費年間約300兆円を数パーセント減らし、食料調達に回すことが出来れば、この飢饉を止めることが出来るのです。

 世界には、テロ集団など暴力をふるって一般民衆にも害を及ぼす組織などが多数存在するので、それに対抗する為には、国家レベルでの武力をゼロには出来ないと思いますが、正当な国家間での紛争に武力を用いないで話し合いで済ますことが出来れば、大幅な軍事費の削減が可能だと思います。世界で多くの人達が飢餓に直面している現実を直視し、世界の指導者が自国民の生活を守る為だと言う目的で一致すれば、軍縮は可能なのです。それが出来ないのは、指導者が、国民の為ではなく、己の欲望の為にその地位にしがみついているからなのです。真っ当な政府、指導者であれば、どんな理由があろうと、他国を軍事的に侵略することなど無い筈です。どのような戦争も一般庶民を不幸にするものだからです。

 正当な国家の指導者、リーダーたるものは、国家間での紛争をいかに友好的に話し合いで解決することを模索し、実現することに全知全霊をかけるのが本来の役割なのです。

投稿者

弱虫語り部

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)