前回のブログで、将来のリスクにきちんと向き合わないといけないことを述べました。不確定な世の中においては、リスクマネージメントの重要性を痛切します。
前回も述べましたように、民間の企業などは、目先の利益を無視出来ないことが多く、長期的、中期的と言っても、せいぜい5年、10年先を見ることで精一杯のことが多いと思います。人類にとって、本当に長期的と言うと、50年、100年の将来も視野に入れて考えていかなければならないと思いますので、やはりこのようなスパンの問題には公的な取り組みが主体となると思います。
それなのに、今の政府や自治体、行政機関の視野は狭すぎるように感じています。行政の現場で働く人達は地道に活躍されている方も多いと思いますが(今の日本では、現場の人達が支えている部分がほとんどです)、政治家や官僚幹部が、国民、市民よりも、自分自身の地位や富を優先している人が多いことが大問題なのです。つまり、選挙や出世を優先しているように思います。まだ民間であればそうあっても仕方ないかもしれませんが、公僕として政治家や役人は国民、市民の生活を第一優先と出来る人達が就かなければならない職業であると思います。
ここがポイントだと思います。特に議員の高待遇が一番、問題であると思います。利己主義の人達が高待遇に引き寄せられるのです。そういう人達が苦労して今回のような難しい問題に果敢に挑戦する訳はありません。目先のことで如何にうまく誤魔化そうと考えて行動しているのです。
今回のような将来の問題を先送りにする、この最悪の構図を変えないといけないのです。社会の中には、ひとに貢献することを喜びとするような人達がいます。このようなタイプの人こそ、本来の政治家や官僚幹部に適しているのです。自分の為に地位や富を求める人達を排除し、そのような人達をこの国を引っ張る役に選ぶことが必要なので、このブログはそういう観点で、政治や教育の社会システムを見直すことを提案しているのです。