戦争はすべての人の夢を壊します。人間がこつこつと努力して、人生の中で目標を定め、そこに向かって、努力を積み重ねて、簡単に成し遂げられなかったことを達成するのです。それは本当に尊いことで、そして、それらの積み重ねで、社会は進歩していくのです。そのようないろいろな人の努力の結晶を一瞬に破壊するのが戦争と言うものなのです。本来であれば、誰もそのような人間の人生の営みを止める権利などないのだと思いますが、権力者は簡単に人々を戦地に送り、また、故郷を戦地とさせ、命を危ぶませ、生活を脅かすような状況に追いやるのです。そんな権利はどんな人間にも無いと思いますが、現実の世界は違うのです。
戦争などしたいと思う人間はほとんどいないのです。但し、自分の欲望を達成する為に、他人の命を利用して、他国の土地、富を奪おうとする人間が、極少数ですが、存在します。そして、そのような人間ほど権力に執着し、実際、いろいろな手段を講じて、権力の階段を上って行くのです。
今の世界を見渡してください。かなりの国のリーダー達がそのような人間のように思えます。ウクライナであっても、ガザ地区であっても、そこに集まって来る人の命を軽んじる権力者達が、大義名分をこじつけて人殺しを正当化しようとしているのです。
ガザ地区の市民達は、停戦の報を聞き、歓喜しました。街は無残に破壊されてはいても、停戦で戦争は終わるのだと認識したとき、どんなに幸せに感じたでしょうか。
日本も戦争を体験した人々は誰もが、絶対に戦争をしてはいけないと強く訴えています。戦禍の中で、人々が大勢命を落とし、街は破壊され、自分もいつ死ぬか分からないような恐怖に苛まれ、満足に食べることも出来ないような悲惨な状態を経験すれば、いくら、権力者達がお国の為だと叫ぼうが、それは嘘であると、戦争の愚かなことがはっきりと理解出来るのです。
権力者を除き庶民同士であれば、戦争をしなくても、みんなが譲り合い、助け合えば、問題は解決するのです。我々庶民はそのことを知らないといけません。冒頭に述べましたように、戦争はひとりひとりが努力して積み重ねて来た個人の人生を簡単に潰してしまうのです。それも全ての人達の人生を。