コロナ不況下、持続化給付金の高額の不正受給が判明しました。これまでも、元経産省職員の詐取も含め、何件もの不正受給が発生していましたが、これほどの規模での不正受給は無かったかもしれません。家族ぐるみの犯罪でしたが、主犯の父親は不正受給を指南するセミナーを主催したりして、ここまでの規模に拡大したようです。表向きは、持続化給付金をうまく受給するための方法を指南していたと、罪を意識しないで実行していたひともいたようです。詐欺というものは、人間の欲や弱みを上手くついて来るもので、主犯はDEタイプの可能性が高いと思いますが、参画した人の大部分はWEタイプであると思います。人類の大部分を構成するWEタイプの人はうまい話に弱く、特に、周りの人達がやっていれば、少しくらい後ろめたい気持ちがあってもついつい手を出してしまう傾向があります。WEタイプが多数であることの危険性は、戦前の日本や今のロシアのように国を挙げて誘導されると戦争をも肯定してしまうと言うことなのです。
 いずれにせよ、国民の大部分を占めるWEタイプの人達がいかに正しい道に進むかは、政府やトップ如何なのです。このトップの資質、選び方などについて、このブログは何度もテーマにして来ましたのは、我々市民の幸せのベースとなる平和で、ある程度豊かな生活をおくれる社会を築くことに対して、非常に重要なポイントだからなのです。
 私も含めWEタイプの人間は、出来れば悪事はしたくないと考えていますが、一方出来れば、楽に生活していきたいとも思っています。その欲や心の隙間に、ばれないからと悪事をそそのかす悪魔の囁きこそ、DEタイプの戦略なのです。いかにして多くのWEタイプの人達が、DEタイプの誘惑に負けずに他人に迷惑をかけず真面目にこつこつと人生の道を歩んでいけるようにする為の環境作りが政治家や官僚幹部の使命だと思います。彼らがこのような観点に気が付けば、何を為すべきか判断することにおいてあまり間違わなくなると思うのですが。

投稿者

弱虫語り部

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