参議院選挙で各党の公約が出揃って来ました。いつの選挙でも、与党は曖昧な政策でお茶を濁し、野党は非現実的な政策を全面的に示しています。与党は、責任をとらないで済むように、思い切った策を示すことはありません。一方、野党はこの選挙では政権をとることはあり得ない前提で無責任な政策を示して来ます。いずれにせよ、どの政党、政治家も国民に対して、結果責任をとる覚悟が感じられません。
一般国民はコロナ禍で我慢を強いられ、そして物価高、年金低下などの苦労を強いられている厳しい現実に対して、高給、特権で豊かな生活を享受できている議員はどう感じているのでしょうか。この選挙戦の中でも国民、市民の為と表明している政治家達は、非常に厳しい生活をおくっている国民、市民から集めた税金で、今の議員の待遇にあるということを思い出して、このようなときこそ、その給与や特権の一部なりとも返上して国民の救済に回すことくらいできないのでしょうか。政治家たるもの、このような状況においては、国民の痛みの一部なりとも感じる為に、率先して自分自身の身を切ることを示すべきだと思います。のうのうと高給の上に胡坐をかいているのでは、真に国民の痛みを理解できる訳はありませんし、国民自身も、そのような政治家の言う事を信用したり、信頼をおいたりしないでしょう。このことは議員自身がその気になれば、簡単に実行できることなのに、与野党の区別無く、誰もそのようなことを言い出さないのはなぜなのでしょうか。その上に、パパ活で自民党を離党した議員は、議員の職に居座り、問題発覚後は、国会も欠席し、今も雲隠れしています。居座れば、多額の賞与も給与も払われ続けられるのです。このような現実を許す政治家達、自分達の世界すら変えることが出来ない人達に、本当に社会を良くすることができるのでしょうか。
このブログで何度も主張していますように、富や権力、名誉の為に政治家になっているひとを排除するような議員の処遇と選挙の改革を実行するしかないと思います。