このプログを開設し、約一ヶ月が経過しました。その中で、私が主張しているのは、新ハルモニア主義と呼称していますが、出来るだけ多くの人々が少しでも豊かに、幸せになるための道標です。
そのキィポイントは、日本を引っ張っていくリーダーや政治家、起業家などは、出来るだけ多く、AEタイプのひとを選びたいということでした。上辺の口だけではなく、真に国民の為、従業員の為に私欲を捨てて滅私奉公して、己の人生を捧げるようなひとをリーダーに選んでいくことが重要なのです。その為に、まず急ぐべきことは、政治家を選ぶ選挙制度、総理を選ぶシステムを改革することなのです。これまで、主張してきましたように、今の選挙システムは、既得権益を持ち、権力、富を握っている層から見れば、都合のいいものです。真のリーダーの能力、人格などが白日のもとにさらされることは無く、口先で誤魔化しのきくものなのです。特に、政治家になれば、富と権力、特権を得ることができます。その甘い果実を求め、それらを獲得することが本来の目的とする偽善的なひとが多く選挙で勝つことが出来るのが、現実の選挙システムなのです。顕著な例として、最近、都議で、違法を繰り返したにも関わらず、議員の椅子にかじりついている人が話題になっています。多くの非難に対しても、自分の支援者がいる、続けて欲しいと言われているから、頑張りたいと発言されていましたが(本当にどれだけのひとがそんなこと言われているのか確かめたくなりますが)、一方、これまで雲隠れしてきた理由に、精神的に酷い状態になり議会活動を続けられなかったとも仰っています。もし、これが本当であったとしたら、そんな精神状態のひとが、都民のために厳しい仕事が出来るとは信じられません。多分、マスコミでも伝えられていますように、一年間のリコール不可期間は何を言われても居座り、報酬、特権を享受することに固執しておられるとしか考えられません。誰が見ても、次回の選挙で当選することは出来ないでしょうから、醜態を晒そうが、最後まで貰えるものは貰おうという強い意志が感じられます。都民の足を引っ張っているこの現実に向き合うようなひとなら、法律違反が判明した時点で、議員辞職されていたでしょうし、大体、選挙期間付近に無免許運転、ましてや当て逃げなどする筈がありませんよね。長くなってしまいましたが、この方の言動、行動を見ていますと、議員であることの旨味が、このようなひとを生んでいるのだと思います。現在のような選挙システムだと、議員で得られる旨味に釣られて、本来、民衆の為の仕事で滅私奉公したいなどとは思わない、政治家不適合者が多く、化けの皮を来て、選挙に出て、一部は当選を果たすということにつながっているのです。こう言う視点で考えれば、どんな方法で議員を選んだら良いかというのが、浮かび上がる筈です。逆に今のような性善説では、おぞましい心を浮かび上がらせることはできません。
一般的には、報酬が大きい程、優秀な人材が集まると言われていますが、それはビジネスの世界のことです(ビジネスの世界では、実力を判断し易い環境があるからとも思いますが)。政治の世界は、報酬よりも社会を良くしようという思いで動けることが大切なのです。だからそのような人を選択し、報酬や特権を望むひとを排除するには、報酬、特権を制限することが一番効果があるのです。そうすれば、貧乏してでも民衆のための仕事をしたいと言うようなそんな尊いひとしか選挙に出なくなるでしょう。否、もう少し性悪説で考えを進めると、議員で直接得られる報酬は少なくとも、議員の持っている権限を悪用することで、金は集まるという考えのひとは排除できません。但し、一般的に汚職と言われているこの行為には、歴史的に大きな監視の目が張り巡らされているので、そう簡単ではないでしょう。しかし、DEタイプのひとであれば、常人には考えられないことをして悪を働くことが出来るということを忘れてはなりません。偽善のうまいDEタイプの人が政治の世界に潜り込むことを忘れてはなりません。
今回は、どのような視点、観点で、民衆の代表である議員を選ぶ選挙制度や議員の待遇を改革すべきかを述べてきました。次の機会では、もう少し具体的な選挙制度、議員の待遇の改革についてお話したいと思います。