岸田総理は旧統一教会との関係を議員各自で調査し報告させるとしていますが、関係はぞろぞろと認めて行ってはいますが、その言い訳があまりに杜撰で、議員本人は認識していなかったと言うのがほとんどでした。岸田総理自身についても、後援会長が日韓トンネル事業推進団体の会長であったことが判明しても、後援会長自身が旧統一教会と関係があることを知らなかった、現在、その地位は辞任したから問題ないように言われていました。
以前も述べましたように、旧統一教会が本当に問題のある団体として認識していたのであれば、そことの関係はもっと慎重に考えていた筈ですが、そうではないと言うことは、その関係は党内で必要悪と言うか公然の秘密として、放置して来たと考えるのが妥当だと思います。それを、認識していなかったと誤魔化すから、非常に不自然だと捉えられるのです。
このような態度を見せていては、国民の不信感はさらに増していくのが分からないのでしょうか。それとも、国民は馬鹿だから、この調子で、はぐらかしている内に忘れ去られると高を括っているのでしょうか。いずれにせよ、どれだけ国民を見下しているのでしょうか。
国民の信頼を本当に得たいと考えるのであれば、過去の関係を洗いざらい認め、そのことを真摯に反省し、今後、一切の関係を断つと宣言すべきです。過去のことはもうどうしようも無いのですから、過ちは過ちとして認め、今後はきちんとすることを表明することが最善の策だと思います。そういう態度であれば、今後の自民党にまだ期待できると思いますが、引き続き国民を馬鹿にして適当に誤魔化し、裏で関係を続けて行くとしたら、どれだけ旧統一教会に弱みを握られているのか、どれだけ彼らを利用しないと選挙を戦えないと思っているのかと判断せざるを得ません。