ロシアがウクライナで占拠している東部地域でロシアへの編入を問う住民投票が実施され、賛成多数だったと発表しました。兵隊が銃で脅しながら住民に投票させた等公正な投票が行われたか疑問も多く、このような早急なやり方は形勢が悪いウクライナとの戦闘を打開したいと言う狙いが伺えます。
ロシアの動員令発布以降、招集から逃れようとする為にロシアを脱出する人々が後を絶たない状態が続いています。ロシア政府は、現在の手薄な国境警備隊の規模から、暴動が起きれば阻止できないとして、国境閉鎖には踏み切っていないようです。
自民党が実施した党所属国会議員と旧統一教会との関係のアンケート調査以降、関係が明白な細田衆議院議長の取り扱いなど様々な疑問が噴出しています。細田議長は、関係を認めましたが、今後は関係を断つとして、特に何が問題かということには一切触れていません。
旧統一教会の教団改革の発表以降、被害者や脱退した二世信者などへの謝罪、救済に言及していないこと、霊感商法と異常な献金問題に対して組織的関与を否定していること、韓国の本部の強制力は無かったなど真実が語られていないようだと疑念が燻り続けています。この状態に冷や水をぶちまけるように、旧統一教会は、テレビ放送で名誉棄損に当たる発言をしたとして、複数の弁護士とテレビ局を訴えました。
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会元理事を巡る汚職事件は、青山、角川に続き大手広告会社大広役員の逮捕と収まるような気配がありません。
安倍元総理の国葬儀が終わりましたが、今回世論分断の根にあった国葬のルール策定を求める声が与野党の一部から上がっています。
こども政策担当相は、通園バスでの置き去り事件の再発防止策としてプザーなどの安全装置の取り付けを義務化する方針を示しました。
今日のニュースに目を通しますと、このような記事が連なっています。共通していますのは、権力者、政府の手前勝手な判断、強権がまかり通り、権限を持つ人の自己中心的なやりたい放題、重い責任ある人達のいい加減さが大きな問題を生んでいます。また、その後のこじ付けの対応で、本質的な解明をなし崩しにしています。
このように世界には、調子の良いことを叫ぶ陰に、自分自身の欲望や保身の為に、弱い人々の命、生活などどうでも良くて、逆に利用することしか考えていない権力者、幹部、経営者などが多くを占めていることが判ります。
我々一般庶民がこれらの事柄から理解しないといけない事は、権力、権限、富を握る人達については、厳しい目を持って監視し、今後は、そのような人が権力の椅子に座らせないように努めることが自分達の命、生活を守る為に一番大切であることを嚙み締めなければなりません。