現代人にとって、物事を調べることは、辞書では無く、インターネット上で検索することが主流になっています。検索時に使用する検索エンジンについては、グーグルが約92%の世界シェアがあるそうです。私自身は、グーグルとヤフーを両方使用していますが、ヤフーのシェアは1%強しかないそうで、ここまで差があるとは意外でした。
我々が何気なく使っている検索エンジンですが、ビジネスの世界では、ネット広告の優位性に関わるなど、業種によっては死活問題に関わることがあるそうです。そのような影響力をほぼ1社の検索エンジンが握っているというのも怖い感じがします。
我々ユーザー側では、検索した結果を疑いも無く活用している訳ですが、もし何かしらの意図が検索アルゴニズム(計算手順)に込められているとしたら、かつてSF小説にあったような、人類をコントロールするような意志を働かせることだって可能だと言うことです。
現在そんなことがあるかどうかは別にしても、新たな世界侵略の手段としての危険性は考慮していかなければならないと思います。もともと検索アルゴニズムは企業機密として公開されていませんので、このままだと、この懸念を払拭することは出来ないまま、ネット社会は益々進歩していくのだと思います。
ロシアのウクライナ侵攻での、ロシアが施している情報操作、管理は真実を隠したり、事実を捻じ曲げると言ったことですので、必ず正しい情報というのが存在しますので、やり方により訂正する方法が存在します。一方、アルゴニズムの意図的な設計は、アルゴニズムが公開されない限り、世の中に存在している情報を改ざんしている訳ではないので、なかなかその行為を見つけたり、正したりが非常に困難となります。
そのようなことを前提に、アルゴニズムを特定の権限を持つ公的国際機関にだけは公開されるような、何かしら世界的な監視活動が必要となると思います。