前回のブログで、人生を充実するには、流行や他人の意見にとらわれないで、自分にあった仕事を見つけるべきだと、それが出来れば、幸福感も得られると述べました。一生をかける仕事に自分の特技や長所と重ね合わすことが出来れば、やりがいもひとしおになるからです。
仕事以外にも幸福感を得られるものはいろいろとあると思います。大好きな趣味でもいいです。大好きなひとや生き物でもいいです。
さらに、ちょっとした瞬間にも幸せを感じることは出来ます。先日、散歩していますと、前方から保育園児の集団が先生に連れられてこちらに向かって来ました。近くに来た瞬間、ひとりの園児が、私に向かって、笑顔で「おはようございます」と挨拶をしてくれました。その満面の笑顔に、思わず、おはようございますと返しますと、周りの先生、園児達も挨拶をしてくれました。すれ違った時間は一瞬でしたが、何とも心地良い気分がしまして、しばらく笑みを浮かべて歩いていました。このようなほんの少しの時間の出来事で小さな幸せを感じることが出来ます。心の持ち方ひとつで、ささやかな幸せはどこにでも転がっていますし、その積み重ねで、辛い一日も、輝いた一日に変貌できるのです。このような体験は、決してお金では買えません。自分に少しの心の余裕と少しの感受性があればいいのです。
お金や地位、権力ばかりを追い求めていれば、そのような光景が目に入って来ないでしょう。それで益々、近視眼的にお金や地位、権力などを追いかけてしまうのです。平穏な心がもっとどんどん遠ざかって行くのです。
つまり、幸せとは、やはり自分の心が決めるのです。どんなことでもいいのです。自分の本当の心に耳をすませてみてください。誰とも競争したり、争ったり、奪いあったりしなくとも、幸福は存在するのです。