以前のブログで、新型コロナウィルスワクチンの副作用について、触れたことがあります。週刊誌やネットでは、まだまだその危険性について警鐘を鳴らしている記事が多くあります。確かに、新型コロナウィルスについては、特効薬も未だ開発されていませんので、流行防止や重症者、死亡者を避けることに対しワクチンに依存しなければならない現実がありますが、ウィルスそのものやワクチンについて、未知なことが多数存在する状況にある訳ですので、ワクチンを接種すべきか否かの問題は誰にとっても非常に悩ましいものと思います。そのような大衆の不安に対して、金儲けや自分に利することを考えている人達は、チャンスと見て、ワクチンについての様々な情報を掲載するのです。
このような報道について、我々は敏感に影響を受けるのですが、どう判断し、どう反応するのかは、すべて個人に任されることになります。本来は、様々な報道を我々が判断する為の最も参考になるのは、政府の公式の見解だと思います。しかし、それが機能していないのが現実です。何故そうなるのかは、政府に対する信頼感が乏しいからです。政府の見解が曖昧で、分かり易く説明出来ていないからです。公式見解と言うものは、その時点で最大限得られる科学的な根拠をベースに国民に分かり易く説明する必要があります。それが分科会の尾身会長の役割だと思いますが、政府との意見の相違もあるのか、首相や担当大臣に配慮してなのか、歯切れが悪い話となっていて、そのことが益々国民の不安感を増加させているのでしょう。
このような状況の隙間をついて、大衆紙やネット記事が不安な部分を強調した記事を書いて、その話題性で儲けようと試みているのが、ここまで国民を不安にしているのです。
ワクチンは、完全に安全では無いし、完全に効果があることも無いのが事実だと思います。そのような事実を認識し、楽観的になり過ぎることもなく、悲観的になり過ぎることもなく、自分で判断するしかないと思います。世の中の見解は統計学的に語られます。しかし、自分の健康、命はひとつしかありません。例え、99%安全と言われても、自分が残りの1%に当たって命を落とすことになれば、その人にとっては、100%危険だったと言うことになります。この統計のマジックの事も良く理解した上で、どう判断するかを自分で決めるしかありません。私が、もしコロナに感染したら重症化したり、重篤な後遺症で悩まされる確率が高いのであれば、安全上のリスクがあってもワクチンを接種すると思います。これが私の現在の判断です。