第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)がいよいよ開催されますね。昨日の日本チームの阪神との練習試合では、大谷選手の度肝を抜く二本のホームランでもちきりでしたね。

 人類はスポーツ競技と言う熱い競争を生み出した訳ですが、これに熱狂する各国のファンやマスコミのニュースを見ていますと、国同士の競争にそれぞれの国民が熱狂している姿が本当に平和なのだと感じました。

 生物界では、同種で争いはしても、殺し合うことはほとんどありません。また、殺戮と言うものは、捕食の為に限定されています。それも、必要最低限しか捕食しません。満腹したライオンの横をインパラが通ってもライオンは何の感心も示さないのが普通です。それが生態系を維持する基本原則だからでしょう。それなのに、人間は数々の殺し合いを続けて来ました。殺し合うことを、ほとんどの人間は嫌っていますが、権力者が自分の欲望の為に殺すことを厭わなければ、それに逆らえない民衆が嫌々実行している構図なのです

 スポーツが素晴らしいのは、ルールに則った範囲の中での競争だからですし、殺人を認めていないからです。戦争にも国際法でルールがあるではないかと言われるかもしれませんが、ウクライナでの戦争を見ても分かるように、ルールを守る戦争など幻想でしかありません。人殺しを認める戦争に、どのような殺人なら認められると決めた綺麗事のようなルールは何の意味も無いのです。

 多くの民衆が熱狂できるのですから、国と国の競争はスポーツなどのような、相手を傷つけることを認めないで、厳格なルールのある中で実行することがいいと思います。国を思い他国と競い合うことはそれぞれの人の気持ちでいろいろとあると思いますが、スポーツのような中での愛国心に留めるべきなのです。決して愛国心を殺人の道具にしてはいけないのです。

投稿者

弱虫語り部

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