ワールドベースボールクラシック(WBC)の準決勝で、日本チームがメキシコチームを劇的な逆転サヨナラで破りました。祝日だったこの日には、きっと多くの日本人が応援していたのではないでしょうか。
両チームとも、国の代表として、極度の緊張感の中でも、素晴らしいプレイを見せてくれまして、各選手はここまで来るのに、どれだけ野球と言うスポーツに打ち込んで来たのか、想像も出来ないほどの努力を続けて来たのかと思いをはせました。
通常のプロリーグでも凄いプレイは見られると思いますが、国を背負っての闘いでは、より一層心を打たれました。どの選手も、一流の実力を誇り、年俸も一般民衆とは比較出来ないほどだと思いますが、WBCでは国の代表として勝利することに怪我をしたりするリスクや、通常リーグ開幕に向けたコンディション作りも度外視してその一戦一戦にかける姿は多くの人々に感動を与えてくれていると思います。日本の源田選手が右手小指を骨折したり、プエルトリコの救援のエースなど全治八か月の怪我をして今シーズンを棒に振った選手もいましたが、そうだからと言って、このような戦いを否定することには抵抗があります。それほど多くの人々に感動と勇気を与えてくれていると思うからです。多分、スポーツ、野球の原点であると思えるのですが、ひとつのボールを無我夢中に、投げ、打ち、捕り、走る姿は、WBCのような大会でないと実現出来ないほど素晴らしいからです。
このような試合を見ている我々も、多くのしがらみを捨てて、何かに夢中になって打ち込みたいと願っていると思いますが、それが中々出来ない、難しいのが人生でありますので、そのひとりひとりの思いを今回のような世界最高峰のスボーツの祭典で体現してくれているから尊いのです。
大谷選手等が、極度に緊張はしていても、野球小僧のように一心不乱にプレイし、楽しむ姿に、幸せのヒントがあるのだと思います。我々のような一般人だとしても、世界最高峰のステージで無くともいいので、自分が真剣に打ち込むことを見つけ、実際打ち込むことが出来るならば、それが自分自身の一番の幸せの時間だと思います。是非、ひとりひとり、今回のWBCの感動を思い出して、自分自身の幸せ探しを諦めないで続けてください。