ロシアのウイライナ侵攻に対して、ウクライナが反転攻勢をかけ、じりじりと領土回復を進めていますが、ロシアがザポリージャ原発を爆破するのではないかと言うような恐ろしい予測も出ています。

 そのような戦況のもと、ロシアのメドベージェフ前大統領が不穏な発言を発信しています。それは、「米国は1945年に広島と長崎に原爆を投下し、日本を降伏へと追いやったが、ロシアも核兵器を使えば、あらゆる戦争をすぐに終わらせることが出来る。」と言うような内容です。

 この発言の意図は、米国も核兵器を使用したのだから、ロシアもウクライナに核兵器で攻撃してもいいと、ウクライナの反転攻勢の勢いを削ぐ為の脅しともとれますが、逆に、核兵器の使用以外にウクライナの攻撃を止められないと言っているような気がします。

 米国の日本への原爆投下がどれだけの悲劇をもたらしたか知らない訳はないと思いますし、さらに、現在では核保有国数、核弾道数も、その当時と比べ物にならないと言う現実があるのですから、例え一度の核兵器使用でもかなりの確度で、核戦争を誘発すると考えられます。

 このような当たり前の推測を分かっていないとは思えませんので、正気な精神の持ち主であれば、核兵器の使用は非現実的であり、単なる脅しに使っていると考えられますが、実際、プーチン大統領がどのように考えるのか、正直、恐怖です。

 それだけ戦争と言うものは、人間を狂わせるものなのです。だからこそ、武力によって、人間を牛耳ることは大きな間違いを引き起こしてしまうのです。だからこそ、人と人の争いは、言葉で話し合いによって解決することを諦めてはいけないのです。話し合いになって困るのは、正当な解決案が不都合だと捻じ曲げたい邪な考えを持っている人達だと思います。

 やはり、戦争を起こし、核兵器を使用してもいいと考えているようなリーダーは人類、地球、国民のことなど、本音ではさほど考えていないのではないでしょうか。

投稿者

弱虫語り部

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)