前回、前々回のブログで、戦争の狂気をテーマにして、私の意見を述べて来ましたが、新ハルモニア主義の観点で、もう少し深堀りしてみたいと思います。
戦争と言うもの、更に高い権力を握りたいと言う自身の欲望を満たそうとする権力者や莫大な富や裕福な生活を満喫したい超富裕層の一部の人間の欲望から端を発します。人間の欲望というものは、満たされれば更に欲しくなると言うように、際限無いものなのです。彼らは、ときに政治主義や宗教、民族、経済問題と言う大義を隠れ蓑にして、敵を作り、人民にその敵を倒すことが正しいと主張します。ただ、それだけでは、多くの人民を動かすことは出来ません。権力者の取り巻きが、おこぼれを頂戴しようとして、権力者の傀儡となって、さらに多くの下のものを扇動します。この取り巻きと言うか、虎の威を借りた狐たちの役割も無視することが出来ません。もちろん、権力者が人民の命などを軽視しているのですが、その考え方は、取り巻きにも伝わり、彼らが非情な活動を具体化させていくのです。
このように人命を軽視した狂気の策は、上から下に伝染していくのです。その環境に身を置く普通の人間でも、まるで悪い伝染病に侵されたように、その狂気を普通のことのように信じて、実行してしまうのです。日本人が太平洋戦争で行った狂気としか呼べないような非情な行為もこのようなプロセスを経て現実化してしまったのです。
トップにいる権力者や超富裕層がDEタイプであれば、まさしく、冷徹に狂気を演出します。その取り巻き、傀儡はDEタイプもいるでしょうし、WEタイプもその弱さゆえ、この狂気に取り込まれる人が多数となります。そして、一般民衆も大多数はWEタイプでありますが、やはり、長いものに巻かれる人がほとんどとなります。数少ないAEタイプのひとだけが、冷静に戦争に反対し、狂気じみたいろいろな行為に抵抗するのですが、残念ながら、権力側から、迫害され、排除されていくのです。
大多数のWEタイプの人達は、このような構図をよく理解して、決して、権力者やその取り巻きの思う壺にはまらないことが重要なのだと言う事を、しっかり理解しなければなりません。この国全体が狂気の雲に覆われる前に、そのことに気付かなければなりません。私は残念ながらAEタイプではなく、多分WEタイプだと思いますので、自分自身もこのことを肝に銘じたいと思います。
新ハルモニア主義に興味を持たれた方は、このブログの1.から15.にも目を通してください。