日本では、バブル崩壊後、失われた30年と言われる経済停滞期が続いています。この間、平均実質賃金も欧米、韓国、中国と比べてもさほど上がらず、ここに来て、大幅な円安に見舞われ、それを引き金に物価は上昇傾向となり、生活の豊かさ、余裕は減少しています。

 このような環境下、人生に閉塞感を感じておられる人も多くおられるように思います。先日のブログで、このような状況だからと言って、自分の人生も上手くいかないと嘆いて、立ち止まっていてはいけない、自分自身で出来ることをこつこつとやって行こう、そうすれば、充実した道を歩むことが出来ると述べました。そして、他人と比べて、羨んだり、妬んだりしてはいけない、自分自身の幸福感は、自分自身で決めることに、少しづつでも充実した生活が過ごせるようになると。

 このブログで多く語っていますように、今の日本の政治、経済、教育いずれも、大きく改良すべき点はあり、それが公平で、平和で、安定した社会に対する様々な弊害をもたらしているのは事実です。このことについては、これからも指摘し続けていくつもりですが、しかし、その問題が解決しないからと、自分の人生を諦めたり、投げ槍になってはいけません。このような状況ではあっても、まだ日本は、幸福を感じることが出来る環境にはあると思っています。歴史的な考察も行って来ましたが、人類の長い歴史の中には、一握りの権力者の欲望達成の為に、多くの民が迫害を受け、富を搾取され、生きて行くことだけで精一杯の時代が長く続いていました。そのような時代に比べれば、今の日本は、我々一般庶民でも、自分自身のやりたいことを追求し、その中に充実した人生を歩むことが出来ると思っています。

 一番のポイントは、幸福を求めることを諦めてはいけないことです。そして、自分のその気持ちを認めてもらう為には、他人のその気持ちも尊重し、決して彼らを落とし込めたり、彼らから富などを奪ってはいけないのです。社会全体に、そのような大きな調和が成り立てば、多くの人達が平和で豊かな暮らしをおくれ、幸福を追い求められるのです。

 しかし、このような日本の状況がいつまでも続くとは限りません。もしかしたら戦争に巻き込まれるかもしれません。戦争だけは、絶対に避けなければなりません。戦争の中では、正義も、公平も、人間性もすべて無くなるからです。戦争というものは、ほんの一部の権力者だけが自分の欲望を達成する為に起こすものです。権力者はその真実を覆い隠そうと、様々な手段を用いて来ます。それに決して騙されてはいけません。敵味方の区別無く世界の一般庶民が、それに騙されないようになれば、戦争は避けられるのです。平和のポイントはそこだと言うことを忘れないで、皆さんの行動を考えてください。

投稿者

弱虫語り部

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