最近のニュースも、私のブログもお金と政治、お金と幸福とお金に関するものが続いています。また、世間でも、ジャンボ宝くじ売り場に、長蛇の列が出来るなど、多くの人が一攫千金を狙って奔走しているこの年末です。
お金は無いよりあった方がいいのは当然ですが、あくまで、お金は生活の基盤を支えてくれる道具でしかないと言うことを忘れてはいけません。お金が幸せになる為の切符であるとか、お金を増やすことが人生の目的になってはいけないのです。
お金で得られるものは物欲を満たすことでしかないのです。幸せを獲得し易くなるには、お金の本当の価値を知ることが一番なのです。
一部の超富裕層の出身者以外は、親に養われていた小さい頃、若い頃は自由に使えるお金の額は非常に少なく、あれこれ買いたいものはあっても、我慢するしかないことを経験して育っているのではないでしょうか。その為、働いてお金を稼ぐ目的が、物欲を満たすことになっていることもよくあることだと思います。そして、何年もお金を貯めて、お望みの物を獲得しようと努力することも、多くの人が経験しているものです。それはそれで、目標を持って仕事に取り組む訳ですので、その間は、幸福度が上がったりするものです。しかし、実は、物欲が満たされるとその幸福感は一旦止まってしまうのです。幸福とは、お金を稼ぎ、それを好きなように使うことでは無く、何らかの目標に向かって努力するその過程や、ゴールテープを切ったときに湧き出るものです。その為、ある程度のお金を稼ぐことが出来た段階で、そして、長く生きて来た暁には、物欲が無くなってしまうことがあるのです。この段階に到達出来れば、自分にとって何が幸せなのかが、見えて来るのです。逆に言えば、物欲が幸せ探しを邪魔しているのです。
しかし、残念なことに、物欲が無くなる段階に到達出来ないで、お金に翻弄されている人が多いのは、冒頭のような状況が物語っているのです。ここに、幸せ探しのヒントが隠されているのです。お金を求めることが主体となっている人は中々幸せを見つけられずに、それで、尚いっそうお金を求めてしまうのです。現在では、お金が目的で政治家になった人が多いと以前から述べていますが、国会やその他の議会で、自分の本音を隠して、国民、市民の為に働いていますと嘘をついて生きているそれらの多くの政治家は実は、非常に不幸なのです。先生と回りからは一見敬われているように見えて、多くの人達から軽蔑されている政治家の多いことが、日本の政治家の質を明らかにしていると思います。
このような猿芝居を上演している議会や行政府に生息している人達は、お金や権力の眩さに自分達の姿が国民、市民にどう見えているかなどあんまり判っていないのでしょう。
そうなのです。お金と権力に囚われないで生きていけるようになることが幸せ探しの王道なのです。