自民党安倍派、二階派などの裏金問題が連日、報道されています。この問題に関して、テレビで元国会議員が、議員達は何故ここまで金を集めようとしているのか、と言う司会者の質問に、人件費がかかるからだと答えていました。三人の公設秘書以外に多くの秘書、事務員を抱えているが、彼らに支払う給料はすべて自腹であり、選挙の事を考えると、それらは多いほど選挙に有利なのだそうです。
つまり、結局は選挙の為、選挙に当選する為に金がかかると言うことなのです。選挙期間中の出費も、ビラ貼り、選挙カーでの巡回運動などと言った旧態全としたやり方にお金はかかるのですが、実は、常日頃から、選挙区の有権者へのアプローチ、陳情対応などを小まめに多く実行出来ているかも、票を稼ぐことにつながるのだそうです。
結局、国民、市民の為の政治活動ではなく、自分の為の選挙活動にお金がかかり、お金があればあるほど、当選確率が上がると言う現実なのです。
このような実態があるので、多くの政治家は自分の当選を第一に考えていることが分かります。そして、政治活動と言っても、選挙に関係ないことはほとんどやっていないのでしょう。
ここのところを根本から改善していかないと、いつまでも政治にお金はかかり、その為、政治家はお金を捻出することに熱心で、今回のような不正が起こる温床となっているのです。そして、選挙中心の活動から、本来あるべき、国民、市民の暮らしを良くする為に、政治家は活動を続けていけば、この日本も相当暮らし良い国になると思います。
そして、今までに何度もお伝えして来ましたように、選挙システムそのものも改革し、候補者にはお金がかからない仕組みを取り入れて行くべきなのです。