政治家は本来、自身を犠牲にしてまでも国民、市民の為に働くことが求められる職業です。と言う事は、政治家を続けていく内に莫大な財を成すなどありようはずがありません。しかし、現実はどうでしょうか。政治家の公表される収入は国会議員では、公称二千万円程度、地方議員はそれ以下です。大臣などの要職に就くと、倍程度になるかもしれませんが、大企業の役員に比べてはそれほど高い年収ではありません(もちろん、我々一般庶民に比べれば、かなり多いと思います)。それなのに、彼らは都内や、選挙区に豪邸を持っています。公表される財産も一般庶民に比べ、株やゴルフ会員権と言った高額の金融資産も保有しているものも多くいます。
問題になっているパーティ券、さらに裏金工作も含め、多くの議員は金集めに奔走しているのですが、彼らの言うように選挙や政治活動にだけ使っているのでしょうか。もし、それが真実だとしたら、身銭を削っていてもおかしくありませんね。そのような生活をしていて、どうして、豪邸を保有出来、多額の金融財産も持てているのでしょうか。中には、会社を経営していて、その収入があるからと弁解するものもいるかと思いますが、政治活動に集中していると言いながら、どうしてそのような副業をこなすことが出来るのか不思議です。
結局は政治家として私腹を肥やすことが出来るのが実態なのではないでしょうか。どの政治家が本当に国民、市民の為に尽くしているかは、一目でわかります。つまり、蓄財している政治家は、本心はそれが目的なのです。
政治家一族の場合、何代も議員を続けている一族は、みんな豪邸で豊かな暮らしを享受されています。この現実を見ますと、議員には、いろいろな金が集まり、そのある部分は、自分自身の贅沢な暮らしに活用されているのです。
選挙区の有権者は、彼らの生活レベルをきちんと調べて、庶民とかけ離れた暮らしをしているようなものには、決して投票しないことをお勧めします。
この見方は、企業のオーナーなどの本心を見極めるのにも応用できます。例えば、ビッグモーターの創業者一族は、都内の一等地に豪邸を持ち、軽井沢や伊豆に別荘を持って、非常に贅沢な暮らしぶりが伺えます。一方、従業員には厳しいノルマや命令を発して、こき使い、無理やり違法行為にも手を出さざるを得ないように追い込み、多くの従業員の犠牲の上に、暴利を貪る経営者ですね。これらの人達も、社員の為にとよく口にしますが、彼らの生活ぶりを調べれば、その本心(社員の過酷な労働から生まれる富を搾取することしか考えていない)を測ることが出来ます。