このブログのテーマは「幸せ」についてです。我々個人個人の幸せは、与えられた環境にも左右されると思います。それを決定づけるのは、政治であり教育であり経済であるので、それらに関して、どうあるべきかと言う私論「新ハルモニア主義」もお伝えしています。また、最近のそれらの話題を新ハルモニア主義的に解釈するとどうなるかということもお伝えしています。残念ながら、政治、経済、教育の面どれも、今の状態は改善すべき事が満載で、これまでのブログでもそのような記事がほとんどを占めているような気がします。

 そして、もうひとつの観点は、周りの環境はさておき、否、環境に左右されないで、自分自身どのように生きていけば幸せをより多く感じられるかという点です。

 大きな目標として、自分自身固有の幸せの物差しを作ることです。これは簡単に作れる訳ではありません。常日頃から、自分自身は何をすることで充実感を得られるのか、苦しいことでも負けずに頑張れることは何かを考える習慣を作らなければなりません。それを続けていますと、いつか、こんなこと、こんな状況に置かれることで、生きていてよかったと感じられるようになります。そして、それが学校生活、職場でも同じような感覚を得られるようになりますと、非常に幸福な状態の存在に気が付くと思います。そのことに従い、将来の職業を選択していくことが重要です。これらの過程においては、他人の意見や考え、他人の生き様、スタイルを一旦忘れておきましょう。本当の幸せを感じるには、他人との比較は無意味です。否、邪魔になります。もちろん、他人の意見を参考にすることは大切です。しかし、それを鵜呑みにすることは避けるべきです。

 次に、あまり物欲にとらわれるのもよくありません。物欲は際限の無いものなので、望む物を手に入れても、すぐに次の物が欲しくなり、それが幸福感よりも、渇望感の連続となってしまうからです。物ではなく、自分の為したことや為したことで誰かに信頼されること方が、大きな幸福感を得られるものなのです。物欲は争いの種になり、信頼は平穏な心に導いてくれるのです。世界中、大きな欲が渦巻いています。権力、富を奪い合うことがどれだけ多くの災いをもたらしているのでしょうか。そのことに多くの人達が気が付いて来れば、平穏な社会を築くことは可能だと思います。争いが多くの人を不幸に落とし込めるのに対して、平穏は多くの人に幸福をもたらすのです。個人の欲望が多くの人に影響しますが、私の言う所の個人の真の幸福感は、争いを無くし、個人個人の幸せを叶える環境を整える良循環を生むのです。それを上手く運んでいく為に、政治、経済、教育の改革が必要なのです。個人レベルと社会レベルのこれらの変革が多くの人達の幸福を支えてくれる筈です。