旧ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏の性加害報道以降、芸能人、スポーツ選手、教師などの性加害の報道が相次いでいます。
著名人の報道では、ほとんど週刊誌などの記事が発端となっています。ジャニー氏のような加害者が死亡したケース以外多くは被害者の告白内容と被疑者の主張が異なっていることが多いように思います。真偽については、密室での出来事で、双方が主張するも、確たる証拠も無く、黒白をつけるのはなかなか難しいように思います。裁判などの経過、結果を見ないと何とも言えませんが、大体は、被害者は意に沿わなかったのに無理やりに性的行為を為された、対する被疑者は合意の上での行為であったと主張することがほとんどです。
性の問題は、当事者同士の合意があって進んだか、そうでなかったかが争点ですが、なかなかその合意確認をそれこそ契約書に定めることなどないと思いますので、非常に判断するのが難しいものです。特に著名人が加害者側であった場合は、被害者を装って、売名したり、慰謝料をせしめようとする詐欺行為もあり得ますので、益々、争点が複雑になってしまいます。
私は、自由恋愛は守られなければならないと思いますが、きちんとお付き合いを重ねた上での合意による性行為を為していれば、このような問題に発展することは皆無であったのではと思います。つまりワンナイトラブとか、行きずりとか、個人的にはリスクがあるので、避けたいと思って来ました。これは、相手のことをよく分からない関係であれば、無理やり意図しない行為をされるリスク、合意と勝ってに理解して好意に及ぶリスク、相手が悪意を持っている場合のリスク、病気を持っているリスクと、リスクが多岐に渡ることを、男女双方とも冷静に理解すべきだと思います。
異性間、同性間であろうと、性の営みは両者の愛情を確認する重要な行為だと思います。だからこそ、お互い相手の気持ちを尊重し合うことが必要であり、それでこそ、非常に大きな幸福感を得られるものだと思います。一時的な、一方的な快楽は終わってしまえば、非常に空しいものだと思うのです。大きな幸福感を求めたいと考えていれば、どんな相手に対しても、敬意を持って接し、相手の意志、意向を尊重してみてください。その気持ちが相手に通じ合い、そこから、大きな信頼が生まれ、最良の人間関係が築かれていくでしょう。そのような関係には、ハラスメントも性被害も存在しないと思います。