このブログで、高齢になっても権力にしがみつき、権力を使って多くの人達を苦しめている老害とも言えるような老人について、何度もテーマにして来ました。その中で、老化は人間の宿命なので、体力、気力、知力が衰えるのは避けられないことですが、自分自身の老化について認識出来ないで、いつまでも権力にしがみつくような人が出るリスクを避ける為に、権力に係る役職などには年齢制限や任期制限を設けるべきであるとお伝えして来ました。

 残念ながら、権力者である高齢者に擦り寄って、甘い汁を吸おうとする者も多く、引導を渡すことはなかなか見られませんでした。その間にも、政治家や企業や団体のトップが、独裁とも言えるような言動、行動での威圧を与えている行為が続いています。

 これを覆すには、多くの若い人が立ち上がらなければならないと思います。一人では権力に立ち向かえないとは思いますが、多くの人達が立ち上がれば、重い石でも動くと思います。

 何故、若者がと思われるかもしれませんね。それは、戦時中に起こったことを眺めていると良く理解出来ると思います。

 戦争をすると決めたのは、高齢者や年配の人間でした。しかし、実際、戦地に投入され、戦地で命をかけて戦わされたのは、ほとんどが若者でした。以前にもお話しましたように、戦闘の作戦を考えていたのは、大本営という戦地から遠く離れた国内にいる一部の上級士官でしたし、彼らを操っていたのは、高齢の軍の最高幹部達でした。戦局が悪くなって来ては、現地に無理な命令を出し、その指示を鵜呑みにした現地司令官が特攻などと言うやけくそとも言えるような最悪なものを生み出しました。そして、それで尊い命を捨てさせられたのも、ほとんどが若い人だったのです。

 だから、若者は政治を高齢者、年配者の好きなようにさせていてはいけないのです。無関心を続けている内に、高齢の権力者達が愛国心という言葉に隠し、自分の欲望を達成する為や訳の分からない美学?や主義の為に、いつのまにか、若者を戦地に赴かせ、多くの国民を苦境に陥れてしまうのです。そんなことはある筈が無いと高を括っていてはいけません。過去の歴史をきちんと紐解けば、また同じようなことが起こるという現実的なリスクを理解出来ると思います。それぐらい、今も自分達のことしか考えていない人間達が大臣や議員になっているからです。もちろん、彼らも戦争はしたくないと考えているとは思いますが、残念ながら、身を粉にして、戦争を避ける為に、知力、体力を働かせているような議員はほとんどいないと思います。

 今、ここで多くの若者が政治に関心を持ち、民主主義の根幹である、民衆の為の政治をするような人材を、議員に選出すべく、議員の待遇、選挙システムを大幅に変えなければなりません。多くの若者達のために。

投稿者

弱虫語り部

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