裏金問題で揺れている自民党でまた呆れた問題が報道されました。青年局近畿ブロック会議の懇親会で、肌を大きく露出した女性ダンサーがショーを行い、参加者がダンサーにボディタッチしたり、口移しでチップを渡したなどの到底国民、市民の代表たる議員とは思えない弾け方をしていたそうです。
昨年から、旧統一教会問題、裏金問題と自民党の体質が問われている状況下で、余りにも緊張感の無い行動に、国民や党内からも批判の声が多数上がっています。
岸田総理が信頼回復に全力をかけると旗を振っている最中に繰り広げられた醜態を見ますと、今の自民党議員のレベルがどうしようもなく低いと痛切に感じられるのです。
このようなことを平気で繰り返すのは、国民の信頼を本気で取り返したいとは思っていないとしか考えられません。つまり、彼らは国民の為に仕事をしたいと言うのは全くの建前だけで、心の底では自分達さえよければいい、自分達は特別だと驕っているのが本音なのでしょう。どんなに国民が批判しても、選挙では自民党に投票するしかないんだと自負していて、それが彼らの緊張感の無さの根拠になっているのです。議員の座さえ保持出来れば、少々の批判も耐えていればいずれ忘れ去られるのだと高を括っているのです。
国政、県政、市政を担っている筈の議員達ですが、何の為に議員になっているのか、そうです、己の為になっているのでしょう。このような人達が我々の代表として君臨しているのでは、我々一般国民の生活がいっこうによくならないのは当然です。
我々ももういい加減気付かなければなりません。思い切った政治改革を実現するには、これらの議員達には、政治の場から退場してもらうべきです。そして、自民党は政権を降りてもらいましょう。確かに、野党は頼りないから、彼らに政権を任せるのには大きなリスクがあると思っていられる方も多く存在していると思います。私も全幅の信頼を野党に持てている訳ではありませんが、このまま我々国民が自民党に政権を預けていけば、彼らは結局、どんなことをしても、自分達自民党に委ねるしかないのだと、益々驕り立つことになると思います。今までその繰り返しで、今の状況が出来上がったことを深く理解しないといけません。
私は野党連立政権が出来たら、どうしようもなく国政が沈滞するとは考えていません。実務レベルで国政を担っているのは実は官僚達なのですから。最初から、野党連立政権が自立的に国政を運営すると考えないで、官僚達が彼らの理屈で推し進めることをしっかり監視することに絞って政策を考えていけば、やり様があると思っています。自民党議員の驕り立った性根を砕き、少しは改心させる為にも、自民党を政権から引きづり降ろさなければなりません。