前回のブログで、大多数の人間は平和を望むのに、歴史的にこれだけ多くの戦争や紛争が起こっているのは、一部の権力者が自分自身の地位や富を守ったり、増やしたりする為に民衆には飢餓や貧困は敵のせいだと訴えて、その敵との闘いに民衆を駆り出すからであり、民衆もそのような虚言を信じてしまうからだと述べました。

 自分達の指導者がそのような民衆を犠牲にしてでも自分の欲望を達成しようとする人間かどうか、簡単に判断することが出来ると思います。それは、その指導者、権力者の暮らしぶり、資産を見れば分かると思います。国民がどんなに飢えていても、貧困に窮していても、その指導者の暮らしが贅沢であるとか、国民が住む家にも困っていても、豪邸や別荘を持っていたりするのは、国民の生活より自分自身の生活を大切にしている証拠です。

 本当に国民の為にとリーダーとして様々な政策を実行する人間であれば、国民が窮していれば、自分の生活を犠牲にすると思います。それなのに、その正反対の事をするのであれば、それは国民を欺いている指導者だと言うことです。海外の独裁者達もその例にあたりますが、日本の指導者である首相、大臣、議員達の暮らしぶりは、これだけ貧困が蔓延していようと裕福な生活ぶりで変わりません。自分達は特権階級に属しているのだから、裕福な生活が保証されるべきであると考えているのでしょうか。まるで選挙のとき、国民の皆様の為に働かせてください、精一杯国民の為に命を削っても頑張りたいと思います、と言っていたことは無かったことだと思っているように。

 我々は、決してそのような本当は自己本位の人間の言うことを信じてはいけません。国民がそのような態度を示し続けていけば、議員達が好き放題の政策を簡単には実行出来なくなっていくと思います。我々は常に厳しい目を向けていかなければならないと思います。騙されたり、関心を無くしてしまえば、彼らはまた我々から富を搾取したり、命を使い捨てにしたりしていくのです。