555回目のブログ投稿です。全国的に梅雨が明け、連日、猛暑が記録されています。地球温暖化の影響なのか、はたまた膨大に増え過ぎた人類への自然からの警告なのか、暮らしを営むにはあまりにも暑過ぎて、思考も鈍りがちです。それでも、我々は生きていかなくてはならないのです。

 どうせ生きて行くなら、なるべくなら幸せになりたいと誰もが思っていると思います。このブログはひとりでも多くの人が、幸せを感じて生きて行くことへのヒントになればと始めました。そして、誰もが幸せ探しが出来るような社会にする為に、政治、経済、教育などはどのように改革していくべきかを考えて来ました。

 考えれば考えるほど、今の社会には理不尽で不条理な事柄が溢れています。その根源には、人類の自分さえ良ければという傲慢な性質が関わっていると思われます。確かに、自己を中心とするのは、DNAに備わっている性質だと言えるかもしれませんが、それは地球という、生物が生きて行く為の環境が無限の命を支えるだけの規模であった大昔での話では有効であったかもしれません。しかし、人類はひとつの生物種としては自然の摂理の及ぶ数をとうに超えて、増殖し過ぎてしまいました。人間も本来は食物連鎖の中で育まれて来たのですが、文明が生まれてからは、その連鎖がコントロール出来ない程増え過ぎたのです。

 もともと肥沃な大地の恩恵を受けられるだけの個体数で留まっていれば、飢餓とは無縁な生活を出来たかもしれません。しかし、人類には知恵が備わって来て、個々人で自己のDNAを少しでも多く継承していくこと、一族を繁栄させることに、あらたな行動、食物の栽培や、分捕り合戦などもが呼び起こされ、個体数がさらに増加して、肥沃な大地だけでは暮らせなくなり、知恵を発展させ、食物獲得に適さない環境へも進出して行くのでした。その為、地球の気候変動なども、大きな影響を受けることになり、それがあらたな飢餓を呼ぶことになって、そして、それに対抗するための知恵が創出されたり、分捕り合戦が繰り返されるようになって来たのです。

 いろいろな創意工夫がなされて、文明を生み、人類は繁栄していくのですが、残念なことに分捕りという安直な富の獲得を狙った紛争も常態化していくのでした。このような長い年月を経て、近代に差し掛かって、平和裡に共存していくという考えも広がってはいくのですが、人から富を奪うことの魅力に勝てない人間も多く存在して来たことも事実であり、それが今なお続いてしまっています。人類に役に立つ科学技術の発達が指数関数的に増殖するのと並行して紛争により富を奪い合うやり方が今なお続いてしまっているのです。

 分かり易い言い方をしますと、暴力による富の獲得は、マルチ商法と同じです。初期はそれに加担したものはすべて恩恵を受けることが出来ますが、ある程度拡大していくと、ターゲットが枯渇し、共食いが始まります。そうなるとこのシステムは破綻してしまうのです。

 何を言いたいかと言いますと、自然の恵みが限りあるものですので、奪い合っていては、結局自分達にも危害が及び、すべてが破綻してしまうのです。それを避ける方法は、譲り合いながら、その中で科学技術を進化させて、少しでも全員が豊かになるように努力していくのが、人類を存続する為の唯一の方法なのです。

 そして、それが全ての人に幸せをもたらすことが出来る唯一の矛盾の無い考え方でもあるのです。それを少しでも多くの人が理解していただく為に、このブログもゴーゴーゴーと進みたいと思います。

投稿者

弱虫語り部

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