兵庫県知事とその取り巻き幹部の悪行?が数々明るみに出て来ました。人の上に立つものの器を持たないリーダーや幹部に従わないといけない兵庫県庁職員の苦しみはいかばかりでしょうか。そして、最も憤ることは、二人もの職員が自殺したことです。本人の無念さも相当だと思いますが、残されたご家族のことを考えますとどうしようも無い理不尽さ、不条理さに苛まれます。

 この社会は理不尽なことだらけです。人間として生きていますと大なり小なりそのようなめに遇う可能性が高いと思います。しかし、そうだからと言って、その度に自殺していてはいくら命があっても足りないと思います。と言いますか、たった一つしか無い命を粗末にしてはいけないのです。それも、こんなに酷い奴らのせいで自殺するほど理に合わないことは無いと思うのです。本当に命をかけるに値するのは自分の愛するものを守る為だけだと思います。だから決して自分を害するもののせいで死のうなどとは考えないでください。軽蔑されることこそ似つかわしい人間に対して、善良な人間の大事な命とは釣り合わないのです。

 このような考え方は、幸せをつかむ上でも非常に重要なのです。長い人生の中では、辛く、悲しく、苦しいことが多くありますが、その原因はひととの関わりの中にあることが多いと思います。たまたまそのときの関わりが自分にとって悪い状態に導いてしまったのです。逆に別の人との関わりで救われることもあるのです。会社や学校で、理不尽な事をする人がいると思います、今回のように権力を持った人の場合もあり、同級生のような仲間の場合もあるでしょうが、前者はパワハラで後者はイジメと言われているものです。やられている当人にとっては、非常に辛いもので、出来たらそこから逃げ出したいとおもっても逃げ出せ無い場合には、ふと死んだら楽になるのではと脳裏をよぎることがあるのです。しかし、そのときに思い出して欲しいのは、そんな嫌な奴の為に死ぬことほど、馬鹿げたことはないと言うことです。必死に生きて来たのに、そんな奴の為に死ぬなんてこれほど命を粗末にすることは無いのだとしっかり考えて欲しいのです。貴方を愛したり、信じている人達や、貴方に共感出来る人達はきっと貴方に生きていて欲しいと思っているのです。そして、生きる意味を分からせてくれる何かを与えてくれるでしょう。

 そう考えれば必ず打開策が生まれて来るものです。場合によっては、いつの間にか時が解決してくれることもあるのです。止まない雨は無い、明日にはまた新しい太陽が昇るのです。先人の言葉は非常に勇気と強さを与えてくれます。死ぬことを決断する前に、思い出してください。

 そんなことを言っても、この辛さは自分自身しか分からないのに、無責任なことを言わないでと思っている方もいるかもしれませんが、そう言う心境のときに、自分自身だけで思い悩むことが一番避けなければならないことなのです。自分だけで思い悩んでいては、そのどん底の状況からは脱出出来ません。そのときこそ、ひとの言うことに耳を傾けるのが必要なのです。取返しのつかない判断をする前に、是非ともその問題に関わっていない人や今までと違う世界の人の言葉や考え方にも接してみてください。

投稿者

弱虫語り部

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