前回のプログで、金の為に政治家を目指す人間を排除するには、議員の待遇と選挙のやり方を変えるべきだと述べました。それでは、トランプ氏や麻生議員のような大金持ちだが、さらに高いステータスや権限を得る為に、政治家を目指す人達に対してはどう考えたら良いのでしょうか。
これは非常に難しい問題です。しかし、前回のブログでお伝えしたように、政治に対して、金が絶大な力を持つような現在の政治システムを変えるという方策はある程度効果があると思います。それにより、お金が無くとも、基盤が無くとも政治家になれるようになれば、本当に国民の為に働くことを目的に政治家を目指すような人材が増えて、今よりも我々一般国民に好ましい選択肢が生まれることで、お金だけを力にするような候補者を排除出来るかもしれません。
そういう流れになったとしても、有権者である多数の国民の中には、投票権を自分のビジネスや金儲けに利用したいと考える人達もある程度存在するかもしれません。そのような人達を前提にお金のある候補者が金の力で支持を得ようとする術はいろいろと考えられると思います。もちろん、あからさまな買収行為は犯罪として取り締まることが出来ますが、巧妙なやり方はいろいろと考えられるかもしれません。
だからこそ、国民の大多数が近視眼的な個人の損得で投票するレベルから、広い視野を持って国全体、社会全体を良くする為に相応しい候補者に一票を投じるような公平なレベルに成熟する必要があるのです。
新ハルモニア主義の理念は、個々の単純な損得を各々が追求し、富や権力を奪い合う社会から、お互いを尊重し合い、分け合うことが、広く長い平和で安心で豊かな社会につながると考えているのです。